車イスを上手に操作するために
2019/02/20
自力での歩行が困難な状態だと判断される場合、歩行を諦めてしまうと寝たきりの状態になってしまいます。それを避けるために車イスをすすめられると思いますが、車イスでの生活に抵抗を感じる方も少なくないでしょう。車イスを使うと移動がスムーズになり、生活が大きく変わります。手の力が弱くなっている方にとっては、車イスの移動も家族の介護が必要となります。車イスの押し方は乗り心地や気持ちにも影響しますので、上手に操作してあげたいです。
乗る前の確認事項
車イスの操作は、「ゆっくり・焦らないこと」が基本です。そして、乗る前の確認をしっかり行うことは、乗っている間の安全性を高めるために重要です。移乗を行う前は外観から、シート・肘かけ・背もたれに異常がないかなどを確認します。タイヤは、亀裂やヒビが入っていないか、空気が十分入っているかなどを確認します。ハンドルのブレーキが利くことを確認したら、駐車用のブレーキをかけて移乗を行います。車イスの操作に慣れても、この確認は変更することなく続けることが安全につながります。
操作ポイント
外出するときに車イスを押す方は、平坦な道以外での操作ポイントをしっかりマスターしておきましょう。シートベルトは、忘れずに必ず着用します。
・坂道の上り下り
まず上りでは、車イスが後ろに流れて押し戻されることがないように注意します。体を少し前に倒すようにして、腕の力だけではなく足の踏ん張りで押します。下りは加速して危険が大きくなりますので、注意が必要です。そのまま押して下ると、乗っている人が前のめりになり転倒・落下する可能性が高いため、押す人が後ろ向きになり、車イスを受け止めるような形で下りていきます。
・段差のあるところ
段差を上るときは、後部タイヤ付近にあるティッピングレバーを踏んでキャスターを上げ、車輪を押し上げるようにして進みます。下りるときは坂道と同様に、押す人が後ろ向きになって車イスを受け止めるような形で下りていきます。ティッピングレバーを踏んで、キャスターを下げたまま後退します。
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