日常生活動作能力と生活の質
2019/02/20
訪問リハビリステーション、訪問介護、訪問マッサージなど、リハビリや介護が目指すものは何でしょうか。短い目標では日常生活動作能力の回復、長い目標では生活の質を上げることが、重要な概念として論じられてきました。
ここで日常生活動作能力と生活の質について、いくつかご紹介いたします。
日常生活動作能力(ADL)
日常生活を営むための基本的な行為や行動を日常生活動作能力といい、生きていくために必要な行為を指します。
日常生活動作能力より複雑になる家事全般や金銭管理、服薬管理、交通機関の利用、乗り物の運転など日常生活における行動を、手段的日常生活動作(IADL)といいます。
これらを身体機能の改善を専門とする理学療法士、細かい作業を要求される分野を受け持つ作業療法士、聴いたり話したりする能力を回復させる言語聴覚士が受け持ちます。リハビリは様々な刺激やマッサージなどを活用しながら、日常生活動作能力の回復を最初の目標とします。
高齢者介護における生活の質(QOL)
人間らしく満足して生活しているかを意味し、人生の可能性や自由度を表し、生活している環境の度合いを評価します。訪問医療リハビリマッサージはADLが最初の目標に対し、QOLは最終目的に当たります。
例えば、信念や宗教などの「生き方」、現状に満足し可能性を高めた「充実さ」、生活環境や社会保障などで生活レベルが高い「良い状態」などが挙げられます。もちろん、どれが生活の質に関わるかは個人によって違いますが、訪問リハビリや訪問介護における指針となり、長い訓練を続けるモチベーションの向上に繋がるのです。
守口市で訪問マッサージのサービスを提供するらいふマッサージ治療院は、日常生活動作能力と生活の質を目標とする方のお手伝いを行っています。守口市以外にも鶴見区、城東区、東淀川区、都島区などでも訪問マッサージの出張が可能です。血行不良の改善、痛みの緩和、筋力の維持強化などを目標としたマッサージと、日常生活動作能力の維持向上に繋がるストレッチなどを行います。ぜひご活用ください。